米IBMはニッセイ基礎研究所と提携し、大手銀行などに販売する次世代型リスク管理システムを開発する。ニッセイ基礎研の「リスク統合管理システム」と呼ぶ分析モデルと、IBMのグリッド技術を応用する。ニッセイのモデルは株価や債券価格の変動に伴う「市場リスク」や、取引先企業の経営破たんなどがもたらす「信用リスク」を総合的に把握できるのが特徴だ。