米経済の「解雇による回復」は雇用問題をますます悪化させる。この原因になっていることに中国のドルペッグ政策を取り上げられるが、真意は怪しい。結局技術革新による生産性の向上が雇用無しを引き起こしていると考える方が自然。
一方、人民元切り上げは米経済にとってもいい対策ではない。雇用問題との関連が薄いばかりか、アジア経済を混乱させるだけだからだ。むしろ円ドル相場の不安定が問題である。