飲食店、ホテルの再建ビジネスの投資基準

ちょっと前にWBSで「企業再生シリーズ、居酒屋&ホテル大変身」というのがあった。その中で興味深い話があった。ベンチャーリンクかそんな会社の人だったが「どんな企業の再生も請け負うということはもちろんなく、ある基準をもって請け負うか断るかを決めている」ということだった。
一つは従業員の心持ちだという。まあ、なるほどと思う。店長や幹部のセンスしだいということもあるだろう。
もう一つは投資に対する回収期間がホテルで3年、飲食店で1.5年以内ということを満たしているかということだ。ファイナンス理論ではNPVを計算することで投資基準を決めるが、ここでは回収期間が投資の指標になっている。飲食やホテルは特に飲食はプロジェクトのサイクルも短いし、コンサルビジネスとしては一つの案件を長く受け持つことはそれだけリスクを背負う時期も長くなる。そこで利益だけでなく利益+時間を考慮した指標が必要になる。そのため回収期間を利用するのだと思った。