日経平均は上昇だけれども、、

日経平均もいよいよ10、000円を目前とし、落ち着きを見せ始めている。本当に短期間で回復したものである。きっかけはアメリカ株上昇により、海外にまたがって資産分配している外国人投資家が日本株を買い始めたことであると言われている。
追加要因として、りそなの公的資金注入により銀行株の信用リスクがなくなったことがあげられる。つまり、いつまでも無くならない不良債権が経営を圧迫し銀行が潰れるという可能性がなくなったと解釈されたのだ。これはモラルハザードだとよく論議されているが、もしりそな再建がうまくいかないとする。その時はいよいよ信用リスクが復活して、株価下降を招くかもしれない。
実際、コラムで行員の士気は減少一方だというものがあった。今回の公的資金注入の責任は経営者と従業員がとる形となったわけだが、従業員の立場からすると、一生懸命働いているのに突然給料3割カットボーナスなしとは可愛そう過ぎる話ではある。
先日テレビで東京スター銀行がCS(顧客満足度)を向上させる意気込みが紹介されていた。それに比べて、窓口で平気であくびをするおっちゃんもいるという話だが、サービス業の一つである銀行業界で、それではうまくいきそうにない。